JiscとAssociation of Research Managers and Administrators(ARMA)が実施した英国高等教育機関におけるORCIDの試行プロジェクトに基づき、費用便益分析を実施したレポート「Institutional ORCID Implementation and Cost-Benefit Analysis Report(試訳:機関ORCID試行と費用便益分析レポート」(pdf:48ページ)が、5月18日からJiscのリポジトリで公開されている。
本レポートは、試行プロジェクトに参加した機関等のステークホルダーを対象としたインタビューと、試行プロジェクトのワークショップ、他の関連する証拠のレビューに基づくものである。主な調査結果は、主要なステークホルダーの観点、試行プロジェクトの結果、費用便益分析の3部により構成されている。
試行プロジェクト参加機関の多くは、機関としてORCIDを使用することの利点について、機関経営層を説得するのは比較的容易である一方、個々の研究者に明確に利点を説明することは難しい、としている。
[関連サイト]
英Jisc等、英国高等教育機関におけるORCIDの試行プロジェクトに基づくコストと利点の分析レポートを公開 -カレントアウェアネス-R 2015/05/19
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