英国研究会議(RCUK)は7月29日、RCUK オープンアクセス(OA)方針導入後の実施状況に関する調査報告書(小欄記事)への回答を公表した。
主な回答は以下の通り。
- RCUKは検討委員会の提言を受け入れ、実行する。
- 同委員会の指摘通り、証拠に基づく実施状況の全体像を得るにはいささか時期尚早であるため、次期調査を1年延期する。
- 出版社と研究機関はORCIDとFundRefを組み込む仕組みを構築すべきとする提言を支持し、強く奨励する。
- 提言を実行するに当たり、研究機関、出版社、学会の方針の策定に関わる者から成る実行グループを設立し、RCUKに対し指針の改訂、データの収集、方針の伝達等について助言を行う。
- RCUKは申請システムへのORCID組み込みを即刻調査する。
- 他の助成機関の方針との整合性を図るべきとする提言については、イングランド高等教育資金会議(HEFCE)等とすでに議論を開始しており、その結果を今年後半に公開する。
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[ニュースソース]
Research Councils UK responds to Burgess Review - RCUK 2015/7/29