英国HEFCE、引用に基づく手法で英国の学際的研究を分析した報告書を公開

2015年08月10日

ヨーロッパ

イングランド高等教育資金会議(HEFCE)はこのたび、引用に基づく手法で英国の学際的研究(Interdisciplinary research、IDR)を分析した報告書“A review of the UK’s interdisciplinary research using a citation-based approach(pdf:91ページ)”を公開した。本報告書は、HEFCEと医学研究会議(Medical Research Council,MRC)の委託を受けエルゼビア社が実施したもので、2009~2013年の期間、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、米国の8か国と英国との学際的研究活動を比較している。

主な結果は以下の通り。

・英国の学際的研究は世界的動向に沿って急速に成長している。

・英国の学際的研究は、他国の研究者との共著による文献が45%を超えており、非常に国際的である。

・2013年に、学界に所属する著者が最低一人いる学際的文献は約85%であり、学界は英国の学際的研究に大きく貢献している。

[ニュースソース]

First insights into UK interdisciplinary research – HEFCE 2015/07/30