Publishers Licensing Society はこのたび、学会・専門協会出版協会(The Association of Learned & Professional Society Publishers、ALPSP)会員を対象としたテキストデータマイニング(TDM)に関する調査結果を公表した。当該調査では111出版社から回答が得られ、データマイニングの依頼が少ないとの結果は、驚くべきことではないとしている。
データマイニングの依頼を受けたことがあるとした回答は15%に留まり、111全ての回答で、英国の著作権法の例外規定施行後も依頼数に大きな変化はなかったとしている。
依頼が少ない理由として、以下の2点を挙げている。
1. TDMのためのコンテンツへのアクセスには、購読権に対する条項が設けられている。
2. CrossRef TDMやCCC XMLのようなサービスが導入されている。またPLSClearは許可依頼の効率化を図るが、出版社は手作業で行わなければならない。
[ニュースソース]
Results of Publishers Licensing Society survey of text and data mining activity announce - ALPSP 2015/8