ネイチャーパブリッシンググループ(NPG)が8月13日公表したAuthor Insights Survey 2015(小欄記事)から、オープンアクセス(OA)の自動化・効率化を説くScholarly Kitchen 8月20日付け記事” Researchers Remain Unaware of Funding Agency Access Policies”を紹介する。
PASTEUR4OAが3月に公表した報告書Working Together to Promote Open Access Policy Alignment in Europe Work Package 3 report: Open Access Policies(小欄記事)によると、663の助成機関・研究機関が研究論文へのパブリックアクセスを要求している。他方NPG社が著作者等に実施した調査では、助成機関のOA要求を知らないとする回答は25%、知っているとの回答のうち40%以上が誤認していた。
記事は、DOI、ORCID ID、FundRefサービス、SHARE通知システム(小欄記事)、CHORUSなどにより、OAを自動化し、費用を含め、効率的に運用できる仕組みが必要としている。