The Sydney Morning Herald紙が報じるところによると、オーストラリア首相マルコム・ターンブルは、学術誌への論文出版に対する助成に対する評価を大幅に下げ、大学への研究助成の方法を全面的に見直すという。
首相は”publish or perish”(試訳:出版せよ、さもなくば消えよ)という学術界の文化を終わらせたい意向のようである。
オーストラリアはイノベーションにおける民間企業の研究機関との共同研究率が2013年、先進国中最下位であった。政府の提案の1つとして、包括的助成金(block grants)とPhD研究助成への年間10億豪ドル(878億円相当)の配分を完全に廃止する案が浮上している。
[ニュースソース]
Academic publications to become less important when funding university research - The Sydney Morning Herald 2016/11/16