RDA/WSD Publishing data Workflow作業部会、データ出版に関する論文を公開

2015年12月11日

北米・中南米

研究データ連盟(RDA)/World Data System(WDS) Publishing Data Workflow作業部会はこのたび、データ出版の参照モデルに整理統合される主な要素として、現行のベストプラクティスを盛り込んだ論文"Key components of data publishing:using current best practices to develop a reference model for data publishing"(試訳:データ出版の主な要素:データ出版の参照モデルを発展させるベストプラクティスを利用する)を公開した。

抄録

目的:

データ出版のワークフローは研究者、研究の実践、出版パラダイムだけでなく、ファンディング戦略、研究者のキャリア、研究評価に大きな影響を与える。本稿では、これらステークホルダーの参照モデルを提供するため一般的要素を示す。

方法:

本作業部会では、分野、機関を超えた現在のデータ出版ワークフローの状況を研究している。さまざまなワークフローを調査し、共通の要素と、基本的セルフ・パブリッシングサービス、機関のデータリポジトリ、長期プロジェクト、キュレートされたデータリポジトリ、データジャーナルとリポジトリとの結合等の標準的実施方法を特定した。

結果:

調査結果を使用して、一般的要素からなるデータ出版の参照モデルを得た。現在のデータ出版の状況を評価し、特にワークフローが複雑でまたコミュニティーの枠組みに統合する場合の重大な乖離や課題に注目した。

結論:

データ出版の状況は変化に富み、動的であり、また重大な乖離と課題が存在することは明白である。データ出版システムの異なる要素は、最大限、一体でまた統合的に作用する必要がある。そのため、リポジトリとデータ出版プロセスの全ての部分に対して現在ある基準を実施し、必要であれば新しい基準を開発することを提唱する。効果的で信頼できるデータ出版を文書化し、ワークフローの中に組み入れるべきである。研究コミュニティーは研究に関するデータの出版を模索していることから、この参照モデルで特定される1以上の要素を基礎として、データ出版を進めることができる。