ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)はこのたび、2014年12月に試験導入した共同研究を支援するコンテンツ共有イニシアチブ（小欄記事）の結果を公表した。本イニシアチブは、NPG傘下のDigital Science社のコンテンツ・マネジメント・ツールReadCubeのPDF技術を利用して、nature.comの購読者が論文全文への閲読専用リンクを、メールやソーシャルメディアで共有する仕組みを提供する。
主な結果として、論文等の共有方法として最も多いのは無料閲読が可能なメディアやブログである（77％）、購読者がnature.comのジャーナル記事への共有可能なリンクを送るか投稿する仲間同士（Peer to peer）の共有は、購読者と非購読者との間で最も多く行われている（67％）、この取り組みが購読料ベースのジャーナルに悪影響を与えたということは見られなかった。
同社は、本イニシアチブの好意的結果を踏まえ、今後も継続するとしている。
[ニュースソース]
Nature Publishing Group and ReadCube Unveil Preliminary Results of Scientific Article Sharing Trial － NPG 2015/12/10
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