オーストリアの研究者と研究データ:2015年調査報告書

2015年12月28日

ヨーロッパ

12月16日OpenAireブログにおいて、2015年最初にオーストリアで実施した研究者と研究データに関する調査報告書“Researchers and Their Data” (pdf:206ページ)が紹介されている。

本調査はe-infrastructures Austria projectに関係する24大学等の研究職に従事する者を対象に行われた。オーストリアの研究者が研究機関と分野レベルでどのようにデータを取り扱っているかについての情報収集を目的としている。これは、研究者のデータの取り扱い方法、利用や取り扱いへの機関や分野の影響を調べる、国レベルで行ったはじめての調査である。

調査トピック

・データタイプとフォーマット

・データアーカイブ、バックアップ、損失

・倫理・法律的側面

・アクセス性と二次利用

・基盤とサービス

主な結果として、以下を挙げている。

・研究者の多くは構造化されていないテキストファイルで研究データ、図、表を作成している

・データの4分の3はデジタル形式である

・多くの研究者は事業用PC、個人PC、USBなど複数の保存先にデータを保管している

・必要なメモリ量は年間100GBで、医学、芸術大学での必要量が多かった

・3分の2は自身の作成したデータを個人的なものとして捕らえ、また矛盾する説明をしている

・3分の1以上の研究者がデータの損失を経験している

・半数の研究者は転属先にデータを移動させている

・外部データは研究にとって非常に重要である

・第三者が作成した研究データには、程度の範囲でアクセスが許されている

・半数の研究者は依頼することによりのみアクセスが許される

[ニュースソース]

Researchers and their data in Austria: survey results report 2015 - OpenAire 2015/12/16