OCLCはこのたび、研究データの持続的管理についての報告書“If You Build It, Will They Fund? Making Research Data Management Sustainable”を公表した。本報告書では、7つの資金源の長所と短所を検討している。また、米国以外の7つの国の状況を記載している。
本報告書の要点は下記の通りである。
・研究データのいくつかは大学の重要な資産であることから、研究機関は資産管理の責任を負う部門にリソースを提供するため、その基本予算内に継続的資金を用意すべきである。
・7つの資金戦略には、機関の予算支援を得ること、補助金を追加すること、データ寄託者に負担させること、データ利用者に負担させること、寄付を確立すること、既存のデータリポジトリ開発のための基金を用いること、既存の予算で済ますことが含まれている。
・もう1つの選択肢は、多くの外部のデータリポジトリはデジタル保存の標準に準拠しようとしていないが、これらに外注することである。
[ニュースソース]
If You Build It, Will They Fund? Making Research Data Management Sustainable – OCLC 2016/01