PLOS 1月15日掲載記事"Open Data in Global Environmental Research:the Belmont Forum’s Open Data Survey"(試訳:世界的環境研究のオープンデータ:ベルモントフォーラム実施オープンデータ調査)を紹介する。ベルモントフォーラムは世界的な環境変化に関する主要な助成機関であり、国際的リソースの配置、移動により持続可能性を阻む大きな障害を除くのに必要な環境研究を加速させることを目的としている。
抄録
本報告書は、世界的な環境研究とデータ基盤コミュニティーを中心とするオープンデータについて実施したベルモントフォーラムの調査報告である。 ユーザーの"オープンデータ"という言葉の認知、インフラ機能への期待、データ共有の障害と可能性を考察する。電子基盤を介したデータ共有に十分な理解を示す回答者からは、広汎なグッドプラクティスの実例と、基盤の強化、安定化の必要性が指摘された。政策に関する回答のうち、助成機関の政策は最大の動機付けとなるように見える。義務化を推し進めることで、データ共有の事例を増加させるという結果につながる。