ジャーナルの研究データ方針(記事紹介)

2016年03月10日

ヨーロッパ

UKSG Insights3月7日付け記事"Making sense of journal research data policies"(試訳:ジャーナルの研究データ方針を理解する)を紹介する。

抄録

本稿は、現在開発中のJiscジャーナル研究データ方針レジストリパイロット(JRDPR)の第1フェーズの結果概要を示す。本プロジェクトは初期の研究である"研究データ方針ジャーナルバンク(JoRD)"を継承している。JoRDは英ノッティンガム大学研究コミュニケーションセンターが2012年から2014年に実施したプロジェクト。パイロットでは、250誌の研究データ方針を分析し、研究データ出版の要件に対応するため、研究者、職員を支援する方針レジストリ開発の実行可能性を評価した。このようなサービスを構築、実施する場合、現在の研究データ方針のエコシステムには標準化と調和が必須であることが示された。これを実現するため、よりオープンな学術コミュニケーションの環境を支援する機械可読方針に基づいた現代的研究基盤への最終的移行のため、プロジェクトの次なる段階を提案する。