European University Information Systems Organization (EUNIS)とEuropean Organization for Current Research Information System(euroCRIS)は3月1日、両機関が2015年4月に開始したCRIS/IR調査に関する報告書を公開した。本調査は、研究支援システムCurrent Research Information Systems (CRISs)と機関リポジトリに関する情報を収集し、高等教育機関で使用される他のシステムとの相互運用性、データとメタデータの利用可能性を分析する。
調査は2015年9月にメーリングリストに基づき配信し、20か国から84の回答が得られた。CRISは機関リポジトリに置き換えられているのか、2つのシステムに機能的な重複はあるかが主な質問項目であったが、どちらの質問に対しても否定的な回答であった。2つのシステムは明らかに補助的であり、機関リポジトリは研究論文の管理のために選択されており、他方CRISは通常、研究論文のメタデータを含む研究情報全体の管理のために選択されている。
本報告書はERAI (Eunis Research and Analysis Initiative)として公開された。
[ニュースソース]
CRIS/IR Survey Report - euroCRIS, EUNIS 2016/3/1