Scientific Data誌3月15日掲載の論評"The FAIR Guiding Principles for scientific data management and stewardship"(試訳:科学データ管理とスチュワードシップの公正指針)を紹介する。
抄録より
学術データの再利用を支援する基盤の改善は喫緊の課題となっている。学術界、産業界、助成機関、学術出版社など、さまざまな利害関係者は、簡潔で測定可能な原則"FAIR Data Principles"を共同で作成し、承認した。これら原則は保有されるデータの再利用の可能性を高めたいと考える人々に対する指針となる。人文系研究者に焦点を合わせたイニシアチブとは異なり、本指針は、個人による再利用を支援するほか、データの自動的な発見・利用を可能とする機械の能力の向上に重点を置く。この論評は初めて正式に公開された公正指針であり、その背景にある論拠、コミュニティーの事例を紹介する。
The FAIR Guiding Principles for scientific data management and stewardship - Scientific Data 2016/3/16