PASTEUR4OA、リトアニア研究会議のOA指針採択を歓迎

2016年05月20日

ヨーロッパ

欧州委員会(EC)参加国のオープンアクセス(OA)およびオープンデータ方針作成を推進するプロジェクトPASTEUR4OAはこのたび、リトアニア研究会議(Research Council of Lithuania)による"Guidelines for Open Access to Research Results"(試訳:研究成果へのオープンアクセス指針)の採択を歓迎するとのコメントを発表した。以下、コメントより。

この指針は、欧州研究・イノベーションプログラムHorizon2020(H2020)オープンアクセスの義務化とオープンリサーチデータパイロット、および2012年7月に公開された科学情報へのアクセスと保存に関するECによる提言に完全に準拠している。

移行期間が設けられ、研究者の学術的自由を尊重と、欧州の研究機関ですでに共通化している基準:リポジトリへの即座のデポジットと相当のエンバーゴ期間(科学は6か月、社会・人文学には12か月)後の公開、データ管理計画の作成、研究論文に関連する研究データのオープンな利用の確保、とバランスが取れた内容となっている。

さらにOAジャーナルでの論文公開にCC-BYを要求している点も評価に値する。

[ニュースソース]

PASTEUR4OA/PASTEUR4OA welcomes adoption of the Guidelines for Open Access to Research Results, Research Council of Lithuania- PASTEUR4OA 2016/5/6