米国政府は5月23日、政府のビッグデータ研究開発(R&D)戦略計画 "The Federal Big Data Research and Development Strategic Plan "(pdf:46ページ)を公開した。この計画書は2012 年に導入したBig Data Research and Development Initiative(参考)の重要なマイルストーンである。
ネットワーキング情報技術研究開発(Networking and Information Technology Research and Development:NITRD)プログラム下の各機関協力組織Big Data Senior Steering Group (BD SSG)主導の下、15政府機関が参加し、計画書の作成にあたった。
計画は以下の7つの重点分野を中心に構築されている。
・ビッグデータ基盤、技能、技術の開発による次世代能力の創造
・データの信頼性の探求、よりよい意思決定、大きな発見を可能とする研究開発の支援
・ビッグデータイノベーションを可能とする研究サイバーインフラの構築と強化
・プライバシー、セキュリティー、およびビッグデータの収集・共有・利活用の倫理的側面の理解
・データ共有・管理を促進する政策を通じたデータ価値の向上
・国のビッグデータ教育とトレーニング状況を改善し、増加する分析人材需要と幅広い人員の充足
・政府機関、大学、企業、非営利組織との協力体制による、活力あるビッグデータイノベーション・エコシステムの支援
[ニュースソース]
Administration Issues Strategic Plan for Big Data Research and Development - White House 2016/5/23