NDL、「研究データとオープンサイエンスフォーラム」開催報告(カレントアウェアネス-E記事紹介)

2016年06月03日

日本

国立国会図書館6月2日発行のカレントアウェアネス-Eにおいて、3月17日に開催された「研究データとオープンサイエンスフォーラム~RDA東京大会における議論を踏まえた研究データ共有の最新動向~」の開催報告を掲載している。

本フォーラムは3月1日から3日まで東京で開催された研究データ同盟(Research Data Alliance:RDA)第7回総会の参加者による報告を踏まえ,研究データに関する国内外の最新動向を共有することであり,当日は研究者や図書館員の他,出版関係者など約120名の参加があった。

発表後のディスカッションでは、情報通信研究機構の村山泰啓氏から、「図書館が扱うべき研究データは,ロングテールデータやスモールデータではないか」「国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)で保存された大学・研究機関のウェブサイトに埋没している研究データにDOIを付与するなど,現状の整理から始めてはどうか」など活発な意見が交わされた。また,第7回総会に参加した印象として,「日本人が関わっている分科会は少なく,RDAにおける日本のプレゼンスはまだ低い」との指摘が複数の参加者からあったことから,今後のRDAにおける日本のプレゼンスをどう高めるかという議論も行われた。

[ニュースソース]

E1804 - 研究データとオープンサイエンスフォーラム<報告> - NDL 2016/6/2