8月3~19日、米国で開催される IFLA World Library and Information Congress 2016 で発表予定の会議論文“Altmetrics in Social Sciences and Humanities:possibilities, Challenges, and Experiences”(試訳:社会科学と人文学におけるオルトメトリクス指標:可能性、課題、経験)、(pdf:13ページ)を紹介する。著者はヘルシンキ大学Johanna Lahikainen氏。
この論文は、ヘルシンキ大学図書館がEXSBO社のPlumXを使用して行った、オルトメトリクスのパイロットテストの結果である。このテスト結果においては、オルトメトリクスは医学、自然科学の分野ではよく機能しているものの、社会科学、人文学では医学や自然科学ほどの効果はなかった。これは、社会科学、人文学分野では重要な議題の多くは局地的であり、論文は英語ではなくその地域の言語で記述されるためである。