Ithaka S+R、英国学術調査2015を公開

2016年06月20日

北米・中南米 ヨーロッパ

Ithaka S+R、Jiscおよび英国研究図書館協会(Research Libraries UK、RLUK)は6月15日、英国学術調査2015(pdf:106ページ)を公開した。

本調査は、英国の高等教育機関の大規模サンプルを使用して2015年秋に実施したものであり、今回で2回目となる。また US Faculty Surveyと並行して行われたため、前回調査からの傾向と米国との比較ができる。

データの保存、ジャーナル論文のオープンアクセス(OA)、学術界以外のオーディエンスへのアウトリーチについて、助成機関の義務化の影響をまとめた。

・研究データの保存はリポジトリの割合が増加し、それに伴い、自身での保存が減少している

・研究成果をオンラインで無料で利用できるようにするための支援が増加している

・プレプリントあるいは電子印刷デジタルアーカイブにより、クリエイティブコモンズあるいはオープンソースライセンスによるオンラインでの研究結果の共有は、英国は米国よりも頻繁に行われている

・学術界以外のオーディエンスへの研究の到達度が増加しているようだ

[ニュースソース]

Exploring the Research Practices of Academics in the UK - ITHAKA S+R 2016/6/15