Jiscは6月27日、英国の論文掲載料（APC）市場についてのレポート“Article processing charges (APCs) and subscriptions - Monitoring open access costs”（試訳：論文掲載料（APC）と購読料 － オープンアクセス（OA）費用のモニタリング）（HTML、PDF）を公開した。本レポートは、Jisc、英国研究会議（RCUK）、Charity Open Access Fund（COAF）（小欄記事）により収集されたデータを用いて作成された。Jiscのブログでは本レポートの要約を掲載している。
エグゼクティブ・サマリーから要点を抜粋する。
・APCの支払い件数は2013年から2014年にかけて倍増している
・平均APCは過去2年で6%以上増加した
・出版社のAPCコストは、一定の価格帯に収束している
・APC支出は出版社間で不規則に分散している
・APCの大部分はハイブリッドジャーナルに支払われている
・図書館予算における購読料への支出割合は増加している
・2014年のジャーナル購読料の支出は18億ポンド（約185億円）と推定される
・APCは機関のジャーナルに対する総支出の12%を占める
[ニュースソース]
The impact of article processing charges for libraries and what we’re doing to help – Jisc 2016/06/28