The Chronicle of Higher Education誌7月7日付けの記事“The U. of California’s Open-Access Promise Hits a Snag:the Faculty”(試訳:カリフォルニア大学のOA誓約、暗礁に乗り上げる)を紹介する。本記事は、全校でのオープンアクセス(OA)方針を2013年に採択したカリフォルニア大学の、その後について報告したもの。
以下、記事の要点を抜粋する。
・カリフォルニア大学システムの大学評議会がOA方針を採択して3年経過したが、論文を州立リポジトリに格納しているのは大学教員全体の25%のみである。
・カリフォルニア大学のOA方針では、教員はオプトアウト(適応除外)を求めることもできるし、エンバーゴ(一定期間の公開保留)を求めることもできる。これは、当時の主要な懸念事項であった。しかし、教員にオプトアウトするよう働きかけた出版社は5%のみだった。
・論文の自動検出システム(関連記事)は、遵守率が25%に到達する鍵となっている。
[ニュースソース]
The U. of California’s Open-Access Promise Hits a Snag:the Faculty - The Chronicle of Higher Education 2016/07/07
[小欄関連記事]