ORCIDはこのたび、仏ABES( Agence Bibliographique de l’Enseignement Supérieur)との間で、外部コミュニケーション調整に関する技術的相互運用と協力体制をさらに促進することを約した覚書を締結した。ABESは大学と研究コミュニティーに対する情報に関するツールやサービスの作成・管理を担うフランスの公的機関。
覚書では、研究者や機関での永久識別子の使用を奨励するORCID IDと典拠ファイルIdRefの認識を深め、これらの相互作用を奨励するなど、研究者にとっての識別子システムの便益を伝えること、theses.fr、フランス大学図書館の総合目録Sudoc、IdRefなどのABESシステムでのORCID APIの使用を奨励することなどが盛り込まれている。
[ニュースソース]
ABES and ORCID Memorandum of Understanding - ORCID 2016/7/11