Linked Data利用者の国際調査の分析(論文紹介)

2016年07月13日

北米・中南米

D-Lib Magazine誌22巻7/8号掲載の論文“Analysis of International Linked Data Survey for Implementers”(試訳:Linked Data利用者の国際調査の分析)を紹介する。本論文は、OCLC Researchが実施したLinked Dataを利用したプロジェクトやサービスについての国際調査の結果を分析する。

抄録

OCLC Researchが2014年と2015年に行ったLinked Data利用者の国際調査では、20か国50機関から回答を得た。2015年の結果から、Linked Dataを提供および活用したことがあるとした112人/組織のほとんどは実験的なものであることが示された。本論文は、機関や組織がLinked Dataを利用したことがある、あるいは利用しているLinked Dataプロジェクトあるいはサービスの概要、公開・活用するデータ、Linked Dataを利用した理由と直面した課題を提供する。比較的小規模のプロジェクトが新たに出現し、将来的機会となっている。Linked Dataリソースをうまく適用した事例は現在は少なく、既存のシステムを超える価値を実証する事例もまだ現れていない。

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2014年11月13日 Linked Dataプロジェクトの実態は?(記事紹介)