危機情報学-非常時のための新データ(記事紹介)

2016年07月20日

北米・中南米

サイエンス誌7月15日付け記事“Crisis informatics—New data for extraordinary times”(試訳:危機情報学-非常時のための新データ、pdf:3ページ)を紹介する。

概要

危機情報学はコンピューティングと社会学の災害知識を組み合わせた学際的分野である。その中心となる考え方は、人々が個人情報とコミュニケーション技術を用いて、不確実性に対応する創造的方法で災害に対応することである。本研究ではコンピューターによる方法を研究・開発し、災害警報、応答、そして回復における課題に対処するためのツイートやFacebookへの投稿などのオンライン活動を収集し、社会行動を分析する。このようなデータはあまり整理されていないため、以下に記述する身をもって学んだ事例とともに、危機発生時のソーシャルメディア研究の機会と限界について教訓を示す。