社会科学と人文学における研究データ管理:リール大学(フランス)学内調査(論文紹介)

2016年07月25日

ヨーロッパ

LIBREAS誌に掲載された論文"Research data management in social sciences and humanities:A survey at the University of Lille (France)"(試訳:社会科学と人文学における研究データ管理:リール大学(フランス)学内調査)を紹介する。

抄録

本稿は、社会科学と人文学における研究データ管理に関する、リール大学(フランス)の学内調査の結果を示す。本調査では、科学者、学者、博士課程学生、管理技術スタッフ(研究管理、技術支援サービス)から、全サンプルの15%に相当する270の回答を得た。これらサンプルは全分野を代表している。回答からは多種多様な実践や使用法が示された。仕事の状態と分野について調査結果を検討し、他の調査と比較した。先駆的(20~25%)、積極的(25~30%)、知らない(30%)、消極的(5~10%)の4グループに分けられた。最終的に、学内での研究データ管理を改善する次のステップを提示した。