科学的研究における識別子と使用事例(論文紹介)

2016年07月28日

北米・中南米

国際図書館連盟(IFLA)世界図書館情報会議2016(8月3日~19日オハイオ州コロンバス)で発表を予定している会議論文Identifiers and Use Case in Scientific Research(試訳:科学的研究における識別子と使用事例、pdf:14ページ)を紹介する。著者はカリフォルニア州立大学サンディエゴ校Thomas Gillespie Neurosciencesらである。

抄録

本稿の著者は、海洋学、航空宇宙工学、天文学、神経科学、図書館等、多様なドメインにわたる。本稿では、a)識別子関連の主要概念、b)よく知られている識別子の特性と識別子の一般的概要、c)データライフサイクルを介して識別子を使用する科学的ドメインでの使用事例、d) データ収集、データ分析、またデータ作成者と利用者の生データおよび処理データの共有、を考察する。事例で示されるようにデータ作成者と利用者ではニーズが異なるため、データライフサイクルに多数の識別子が共存することは必然的である。