DOAJジャーナルのオープンアクセスメタデータ:誰が、どのように、どのようなスキーマでメタデータを作成すべきか?(論文紹介)

2016年07月28日

北米・中南米

SJSU School of Information Student Research Journal Vol.6掲載の “Open Access Metadata for Journals in Directory of Open Access Journals: Who, How, and What Scheme?(試訳:DOAJジャーナルのオープンアクセスメタデータ:誰が、どのように、どのようなスキーマでメタデータを作成すべきか?)”を紹介する。

抄録:

オープンアクセス(OA)は、学術出版物へのフリーアクセスをある程度可能にする出版形式である。Directory of Open Access Journals(DOAJ)は、OAジャーナルの発見性を向上させるコンテンツを投稿、アップロードするリポジトリである。OAは、ハーベストに無料で使えるメタデータを参照する。メタデータをオープンアクセスとする場合、スキーマおよびプロトコル基準は相互運用性を促すものでなければならない。

DOAJに掲載されるOAジャーナルのように、コンテンツの発見性を高めるためには、オープンアクセスメタデータを相互運用性を促す形式で提供することが必須である。本論文は、どのような基準がありもしくは出現しているか、ジャーナル関係者の誰がDOAJジャーナルのメタデータを作成しているか、これらジャーナルとDOAJは論文メタデータをどのように共有するのかを調査する。さらに、メタデータの作成には図書館員とプログラマーの両方の専門知識が必要であるため、OAメタデータ付きのジャーナルを出版したい場合、これらを調整し、また現在の基準とプロトコルに確実に準拠させる計画を立てる必要がある。