産業技術総合研究所(AIST)は7月29日、早稲田大学と共同で「産総研・早大 生体システムビッグデータ解析オープンイノベーションラボラトリ」(AIST-Waseda University Computational Bio Big-Data Open Innovation Laboratory:cBBD-OIL)を設立した。産総研のオープンイノベーションラボラトリは産総研が第4期中長期計画で掲げる「橋渡し」を推進するための新たな研究組織形態で、CBBD-OILがその第4号案件となる。また、CBBD-OILはAISTが私立大学と共同で設立する初めての組織となる。
早大が有する日本有数の生体システムビッグデータと、産総研・早大双方の情報解析シーズ技術を合わせ、生命現象のメカニズムをシステムとして理解し、疾病メカニズムの解明や究極の個別化医療への貢献を目指した研究開発を行う。さらに、産学官ネットワークの構築により、民間企業の参画による「橋渡し」につながる目的基礎研究の強化や、世界標準となる最先端の生命情報解析技術の研究開発を行う。
[ニュースソース]
早稲田大学に「産総研・早大 生体システムビッグデータ解析オープンイノベーションラボラトリ」(CBBD-OIL)を設立 - AIST 2016/7/29