オープンな研究データの10原則(記事紹介)

2016年08月12日

ヨーロッパ

英国研究会議(RCUK)等が7月28日に公開した「オープンな研究データに関する協約(Concordat on Open Research Data)」(小欄記事)に関して、この協約の作成に携わったScientific Data誌のデータ出版部長Iain Hrynaszkiewicz氏が8月4日付けで記事を投稿している。

協約においては、プロセスと研究者のスキルであるデータキュレーションの重要性が強調されていると共に、分野における規範の重要性も認識している。記事では、協約における出版社の役割とデータキュレーションに関するScientific Data誌の取り組み(小欄記事)を紹介している。

米国立衛生研究所 (National Institutes of Health, NIH)、米国立科学財団(National Science Foundation, NSF)のDryadへの助成、Horizon2020オープンデータパイロットに見られるように、英国以外の主な研究組織においても、研究者に求められるキュレーションスキルの重要性はますます認識されつつある。

[ニュースソース]

The 10 principles of open research data - Scientific Data 2016/8/4

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2016年08月01日 RCUK等、オープンな研究データに関する協約を公開