研究者はなぜ研究コードを共有しなければならないか(記事紹介)

2016年09月21日

北米・中南米

ネイチャー誌は9月13日付けで、“Whyscientists must share their research code(試訳:研究者はなぜ研究コードを共有しなければならないか)”と題し、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のデータサイエンティストVictoria Stodden氏へのインタビュー記事を掲載している。

Stodden氏は同校に3人在籍する「再現性編集者」の一人である。同校の再現性編集者の仕事は、Journal of the American StatisticalAssociation (JASA)誌の“Applications and Case Studies (ACS)”の章に投稿されたコードとデータセットの校閲である。コードとデータセットの提出は同誌への論文投稿の要件とされている。

記事は同氏へのインタビューを通じ、JASA ACSがこのような過程を加える理由、計算による再現性の意味、同じコードを持つ同じデータを走らせ、同じ結果を得ることの科学的価値、計算による結果をより再現性のあるものにする方法、オープンデータは現状のまま行くのかなど、研究コードとデータの共有に関する動きを解説する。

[ニュースソース]

Whyscientists must share their research code - ネイチャー 2016/9/13