生物医学分野のオープンアクセス誌eLifeは9月29日、2017年1月1日よりすべての論文に対し出版費2,500ドル(25万円相当)を課金すると発表した。
同誌は設立からの5年間すべてのコストを、ハワードヒューズ医療研究所、マックスプランク研究所、ウェルカム財団等の研究助成機関からの助成により運営してきたが、出版数が増大していることを理由としてコストの一部の負担を求めることとした。
2,500ドルはPLOSなどのオープンアクセス誌と同水準であり、Science Advances(4,600ドル=46万円相当)やNature Communications(5,200ドル=52万円相当)より安く設定されている。同誌の試算によると、1論文あたりの総コストは3,085ドル(31万円相当)であり、プラットフォームの維持費や人件費といった固定費については引き続き助成金が当てられるとしている。
[ニュースソース]
Inside eLife: Setting a fee for publication - eLife 2016/9/29
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Open-access journal eLife to start charging fees - ネイチャー 2016/9/29