ゴールドオープンアクセスの今後を推測する(論文紹介)

2016年10月18日

北米・中南米

​ゴールドオープンアクセス(OA)に対する著作者の態度調査の結果を表す"Imagining a Gold Open Access Future:Attitudes, Behaviors, and Funding Scenarios Among Authors of Academic Scholarship(試訳:ゴールドオープンアクセスの今後を推測する:学術研究の著作者の態度、行動、ファンディング・シナリオ、pdf:47ページ)"を紹介する。

本調査は、オープン購読料から論文掲載料(APC)への移行の実効性を調査するPay It Forwardプロジェクトの一環として行われた。

抄録

ゴールドOA出版モデルが将来的に持続可能かは、OAに対する著作者の態度により決まる。北米の主な4つの研究大学において学術調査を実施し、ゴールドOAに対する著作者の意見と態度を調査し、OAモデルに関する研究者の認識、OAで出版することの現在の態度、また将来的に考えられる態度を理解する。特に、全論文をOAで出版するというシナリオにおいて起こりうる多様な結果を検証するため、このシナリオに関する現在の態度を評価する。またこれら主要研究大学に在籍する著作者はどの程度論文掲載料(APC)を支払う意思があるか、異なるソースから調査する。強い主張もしばしばあるものの、現実的には出版に対する研究者の態度は多様である。OAの将来に備え、OAが図書館の役割にどのような影響があるかを理解するためにOAが研究コミュニティーにどう作用するかを検証しなければならない学術図書館員にとって、研究者のゴールドOAに対する認識、意見、態度を理解することは重要である。

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