人工知能(AI)を活用した統合的がん医療システム開発プロジェクト開始

2016年12月06日

日本

国立がん研究センターと株式会社Preferred Networks、産業技術総合研究所(AIST)、人工知能研究センターは、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(CREST)における「イノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化」研究領域に採択され、人工知能(AI:Artificial Intelligence)技術を活用した統合的ながん医療システムの開発プロジェクトを開始する。

本プロジェクトでは、国立がん研究センターに蓄積されている膨大な罹患者の詳細な臨床情報やマルチオミックスデータ(ゲノム、エピゲノム、画像情報および血液など網羅的な生体分子情報)、さらに疫学データと文献情報を、AI技術を利用して統合的に解析し、日本人のがん罹患者個々人に最適化された医療(Precision Medicine)の提供を目指した革新的がん医療システムの開発を目的とする。また、システムを実用化し、社会全般に普及させることにより、がん医療の質の向上を推進することを目指す。

[ニュースソース]

人工知能(AI)を活用した統合的がん医療システム開発プロジェクト開始 - 産総研2016/11/29​