Digital Scienceは12月5日、学際研究に関する報告書" Interdisciplinary Research - Methodologies for Identification and Assessment"(試訳:学際研究の特定・評価の手法)を公表した。本報告書は、英国研究会議(RCUK)の委託プロジェクトを取りまとめたもので、「学際性」を説明する上で想定される指標の一貫性を比較し、推奨される方法論を確認する。
本報告書では、学際性を単一の指標で表すことはできないと結論し、以下の提言を行っている。
(1)学際性の量的指標は、期待値を定義する枠組みにおいて、一貫性の確認にのみ使用すべきである
(2)研究の学際性を分析する者は、解釈、データの関連性、データソースと手法の妥当性を明確にすべきである
(3)研究提案書と論文のテキスト分析は、抄録あるいは全文のいずれであっても、研究活動の潜在的指標である
(4)研究の助成者は、研究責任者すべてが所属する部門を加え、研究チームの分野的多様性を内部的および外部的に評価できるようにすべきである
[ニュースソース]
New Digital Research Report – Interdisciplinary Research: Do We Know What We Are Measuring? – Digital Science 2016/12/05
Interdisciplinary Research - Methodologies for Identification and Assessment – RCUK 2016/12/08