日本学術会議、第 23 期学術の大型研究計画に関するマスタープランを公表

2017年02月16日

日本

日本学術会議は2月8日、第 23 期学術の大型研究計画に関するマスタープラン(マスタープラン 2017、pdf:55ページ)を公表した。当該プランは日本学術会議が、学術全般を展望し、かつ体系化しつつ、各学術分野が必要とする大型研究計画を網羅するとともに、我が国の大型研究計画のあり方について、一定の指針を与えることを目的として策定するもの。

重点大型研究計画のひとつである、「電子ジャーナル・バックファイル等へのアクセス基盤の整備」(計画番号150)では、海外の主要な学術出版社の提供する電子ジャーナル・バックファイルや人文社会系の電子資料コレクションも含めた電子リソースの体系的な導入を図るとともに、導入したコンテンツ を NII-REO に搭載し、一元的に提供することで、全ての大学等機関による共同利用を実現する。

また、学術大型研究計画のひとつである「オープンサイエンス推進のための研究データ基盤」(計画番号158)では、我が国のオープンサイエンスを推進するために、管理基盤、公開基盤、ディスカバリサービス基盤から構成される研究データ基盤を整備し、大学や研究機関に広く普及させる。管理基盤では、SINET5 の 超高速ネットワークを活用して複数拠点に保存されたデー タに高速にアクセスする技術を開発する。

[ニュースソース]

第23期学術の大型研究計画に関するマスタープラン(マスタープラン2017) - 日本学術会議 2017/2/8