研究のライフサイクルにおける論文、データ、研究者のシームレスな統合の確立を目指すTHORは2月13日、開発中のデータクレーミングサービスの進捗を表す報告書"Services that Support Claiming of Datasets in Multiple Workflows"(試訳:多様なワークフローにおけるデータセット・クレーミング・サービス)を公開した。
研究論文に対するクレジットのシステムはすでにあるが、データやソフトウェアなど研究から得られる他の成果に対するクレジットのシステムは確立されていない。本報告書はこれら成果をORCID記録と関連付ける"クレーミング(claiming) "サービス開発の進捗を表す。
データセットのクレーミングプロセスには、作成、維持、および研究者とデータセットとの関係を表す情報の共有が含まれる。5つの機関で実施されているクレーミングワークフローの事例を紹介するとともに、これら組織が直面する課題を明らかにする。
[ニュースソース]
Giving Credit for Data with Claiming Services - THOR 2017/2/13
[小欄関連記事]
2016年10月24日 THORプロジェクト報告書:分野別データベースへのORCID統合(カレントアウェアネス-E記事紹介)