シュプリンガー・ネイチャー社は2月23日、最も関連性の高い論文を推奨するリコメンド機能"Recommended"の提供を開始した。同サービスは、6,500万もの論文から出版社にかかわらず、アルゴリズムに従って研究者個人の興味に合った論文を提示するサービス。
シュプリンガー・ネイチャー社のWebサイトで最後に閲覧した100論文を分析して、利用者個人が興味を持つ研究を学習する。次にCrossRefとPubMedに収録される45,000誌で発表された6,500万論文を使用して、利用者の閲読履歴に類似した論文を検索し、オルトメトリックのような他のソースのデータと組み合わせ、推奨論文として利用者に提供する。推奨に対する利用者の反応を元に学習と改善を続ける。
同社がnature.comの利用者4,000人を対象に2015年に行った調査によると、研究論文の急速な増加に伴い、研究者の85%は関連論文を見過ごしている可能性があると感じていることが確認された。
[ニュースソース]
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