デジタルデータアーカイブの利用:オランダDANSの事例(記事紹介)

2017年03月06日

北米・中南米 ヨーロッパ

2月22日にブルガリアのソフィアで開催された"KnoweScape 2017"において、カリフォルニア大学ロサンゼルス校Milena S. Golshan氏が行った、オランダのData Archiving Networked Services(DANS)に関する基調講演を紹介する。

抄録

研究データへのオープンアクセス(OA)は、助成機関とジャーナルの必要条件となっているため、データ共有および再利用の仕組みとしてデジタルデータアーカイブが選択されている。研究機関のポリシーはデータ共有を支持しているものの、デジタルデータアーカイブの利用のされ方、また利用者とデータアーカイブを行うスタッフとの関係はほとんど知られていない。デジタルデータアーカイブは、しかしながら、組織的構造、目的、収集、ファンディング、および利用者とその他利害関係者との相互関係により、大きく異なる。本講演では、オランダのData Archiving Networked Services(DANS)の事例を取り上げ、高度に分散したデータコレクションに基づいたデジタルデータアーカイブの利用、利用者、ポリシーを分析し、データ共有と再利用の意味を考察する。

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