カリフォルニア大学図書館、自由でオープンな情報、学問、知識交換に関する声明を発表

2017年03月10日

北米・中南米

カリフォルニア大学学術コミュニケーション部(OSC)とカリフォルニア大学図書館は3月6日、​新政権による最近の動きと、その結果として懸念されるオープンアクセス(OA)の継続と情報、学術、知識の保存に関し声明を発表した。以下、声明文より抜粋する。

情報の自由な交換と慎重な保存は民主主義、進歩、そして知的自由の基本である。政府機関や各国の学術機関により行われる重要な意味を持つ研究と学問は、人の権利、国民の健康、環境、芸術および文芸を専門とする組織、科学・技術イノベーションなどより多くを守りまた支援する。このような研究と学問は情報に基づいた論文や社会全体の政策にとって不可欠である。このように政府機関による研究と学術研究の成果(データと文書)は公開され続けていなければならず、また抑圧、危機にさらしたり、あるいは政治的目的のために変更されてはならない。

[ニュースソース]

UC Office of Scholarly Communication and UC Libraries Statement on Commitment to Free and Open Information, Scholarship, and Knowledge Exchange - カリフォルニア大学 2017/3/6

[関連記事]

ARL Library Statements and Signs Affirming Our Core Beliefs –  ARL 2017/3/6

AAAS Responds to New Immigration Executive Order - AAAS 2017/3/6

Activists Rush to Save Government Science Data — If They Can Find It - The New York Times 2017/3/6

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