OpenAIREは3月13日、第7次欧州研究開発の枠組みプログラム(FP7)助成期間終了後のOA支援パイロットの第9回進捗報告書(pdf:7ページ)を公開した。以下、3月1日時点の主なポイント。
- 799件の依頼を処理し、承認済依頼件数677件に対し論文掲載料(APC)として支払われた総額は95万933ユーロ(約1億2,000万円相当)、1文献(論文、書籍等すべて)あたりの平均は1,623ユーロ(約19万8,000円相当)であった。APCの中央値は1,429.12ユーロ(約17万4,000円相当)、価格分布は1,100~1,199ユーロおよび2,000~2,099ユーロに大きな山が2つあった。論文の支給上限額は2,000ユーロ。
- 国別ではスペイン、英国、イタリア、ドイツ、オランダの順に多く、これら5か国で58%を占めた。
- ジャーナル別では、Scientific Reports (NPG)、PLoS ONE (PLoS)、Nature Communications (NPG)が上位を占めた。
本パイロットは4月30日で終了し、5月上旬に最終報告書を取りまとめる。
[ニュースソース]
9th progress report for the FP7 Post-Grant Open Access Pilot - OpenAIRE 2017/3/13