スロバキア政府は3月1日、オープン政府パートナーシップ(OGP)の一環として、第3回スロバキアOGPアクションプラン2017-2019を承認した。OGPは、透明性の促進、国民への権限の付与、不正との戦い、ガバナンスを強化する新技術の開発への、政府の明確なコミットメントを確保することを目的とする、多国間によるイニシアチブ。
このプランは、オープンデータ、オープン教育とオープンサイエンス、対話のための政府のオープン化、オープンな司法、適用実践の評価、およびフィードバックの6項目からなる。
オープン教育とオープンサイエンスでは、重要課題として以下の2点を挙げている。
- スロバキアの科学論文、研究データ、およびグレイ文献の保存、アクセス、長期アーカイブのためのリポジトリの構築と運営
- オープン教育リソース(OER)の長期アーカイブとアクセスのためのリポジトリの構築と運営
これら2つの課題のほか、OERへのCC BY適用による研究成果の流通、利用・再利用の促進、オープンアクセス(OA)出版に関する方針の策定、OERのスロバキア語への翻訳支援、OERの認知向上、研究データ管理計画等を挙げている。
またOAコンタクトオフィスを設立し、新たなOA Webサイトの構築等を行うとしている。
OGPアクションプランはこちら(スロバキア語)。
英語版は4月に公開予定。
[ニュースソース]
Slovakia: Open education and open science in Open Government Partnership Action Plan 2017-2019 - OpenAIRE 2017/3/9