シュプリンガー・ネイチャー、研究の透明性に関するTOP指針に正式署名

2017年03月24日

ヨーロッパ

Nature、Natureジャーナル、Scientific Reports、Scientific Data、Natureパートナー誌、BioMed Centralジャーナルおよび Springerジャーナルは、シュプリンガー・ネイチャー社から発行されている。同社はすべての雑誌について、Transparency Openness Promotion (試訳：透明性とオープン性の促進、TOP)指針に正式に署名した。各ジャーナルは、それぞれの分野の規範を取り込みつつ基準を適用する。

TOP指針は、研究デザイン、データと材料の透明性とオープン性を重視し、研究の再現性を可能にする指針である。

本指針は8つの基準（引用基準、データの透明性、分析方法(コード)の透明性、研究材料の透明性、デザインと分析計画の透明性、研究の事前登録、分析計画の事前登録、複製）からなり、厳密さには3段階ある。TOP指針は研究の再現性の課題を前進させる共通基準と有用な枠組みを提供する。

TOP指針への署名組織はこちら（Current Signatories）

[ニュースソース]

Announcement:transparency upgrade for Nature journals － Nature　2017/3/15

"Current Signatories" TOP Guidelines － Center for Open Science