日本学術振興会(JSPS)は、科学研究費助成事業をはじめとする研究資金による研究成果論文のオープンアクセス化についての方針を定め、これを3月9日から実施した。
JSPSが交付する研究資金による論文が原則としてオープンアクセスとなるように、公募要領等にオープンアクセス化の推進について明示するものとし、次のようなオープンアクセス化の方法も例示する。
- 従来の購読料型学術雑誌に掲載された論文を、一定期間(エンバーゴ)後(例えば 6 か月後)、著者が所属する研究機関が開設する機関リポジトリ、または研究者が開設する Web 等に最終原稿を公開(セルフアーカイブ)することにより、当該論文をオープンアクセスとする方法
- 研究コミュニティーや公的機関が開設するWebに論文を掲載することにより、当該論文をオープンアクセスとする方法
- 論文の著者がオープンアクセス掲載料(APC:Article Processing Charge)を負担することにより、直ちに当該論文をオープンアクセスとする方法
[ニュースソース]
独立行政法人日本学術振興会の事業における論文のオープンアクセス化に関する実施方針 - 日本学術振興会 2017/3/9