文部科学省は3月24日、平成28年度学術情報基盤実態調査の結果を公表した。
以下、調査結果の主なポイント
(大学図書館)
- 図書館資料費は 746 億円であり、前年度より 16 億円増。そのうち、電子ジャーナル経費は 295 億円であり、前年度より 19 億円増。
- オープンアクセスの観点から教育研究成果を無償公開する「機関リポジトリ」を持つ大学は、486 大学(62.5%)となり、前年度より 46 大学増加。
- 学生の主体的な学びを促すアクティブ・ラーニング・スペースは、453 大学(58.2%)が設置し、この 5 年間で約 2.5 倍に増加。
(コンピューターおよびネットワーク)
- セキュリティーポリシーは、国立大学では全大学で策定されているが、公立大学では 13 大学(14.8%)、私立大学では 197 大学(32.6%)が未策定。
- 高速計算機(スーパーコンピューター)の設置は、26 大学(3.3%)で計 79 台となり、前年度より 10 台増加。国立大学の 55 大学(64.0%)がスーパーコンピューターを利用(他機関のものを利用する場合を含む)。
- 情報システムのクラウド化は、627 大学(80.6%)が推進。76 大学(9.8%)が運用を検討中。クラウド化の効果として、503 大学(80.2%)が「管理・運用等にかかるコストの軽減」を、482 大学(76.9%)が「利便性・サービスの向上」を挙げている。
調査の概要 (PDF:3ページ)
結果の概要 (PDF:12ページ)
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