NIH、研究提案書等でのプレプリントの使用を奨励

2017年03月30日

北米・中南米

米国立衛生研究所 (National Institutes of Health, NIH)は3月24日、研究の流通を早めその厳格性を高めるため、研究実施者のプレプリント等の中間的研究成果物の使用を促す通知(NOT-OD-17-050)を発した。

今までプレプリントは提案書の一部にのみ記載可能であったが、今後は研究提案書あるいは進捗報告書での引用も可能となる。

本通知は2016年10月6日にNIHが発行した助成金申請や報告書にプレプリントを含めるか否かについて情報依頼書(RFI)への回答である。

なお、本件は5月25日から試行するものとし、リポジトリが容易に探せること、また盗用、利益相反、不正行為、その他信頼できる学術出版の保証に関する方針があることが強く推奨されるとしている。

[ニュースソース]

Reporting Preprints and Other Interim Research Products - NIH 2017/3/24

 [関連記事]

NIH enables investigators to include draft preprints in grant proposals - Science 2017/3/24

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2017年01月19プレプリントは助成金申請にふさわしいか?(記事紹介)