欧州委員会、オープンサイエンスのための報酬、教育、スキルに関する調査を実施へ

2017年05月09日

ヨーロッパ

欧州委員会(EC)は4月20日、European Research Area Steering Group Human Resources and Mobility(ERA SGHRM)のため、オープンサイエンス推進に必要な報酬、教育、スキルに関する調査を開始すると発表した。本調査は大学、助成機関、研究者個人の各グループを対象とした3つのパートからなる。回答は5月15日から受け付ける。

ERA SGHRMは研究者および研究者のキャリアに関する政策を実施し、その進捗をモニターする会員国からなる組織であり、今後数年間の適切なオープンサイエンス政策に関して、欧州全体におけるエビデンスを収集することを目的としたイニシアチブ。

調査票はリエージュ大学前学長のBernard Rentier教授と欧州大学協会(EUA)サイエンス2.0/オープンサイエンスに関する専門家グループが作成にあたった。研究者のキャリアに見返りを与え、オープンサイエンスの実践に必要な教育とスキルを備えることはチームワークや共同研究に根ざした研究と教育の新しい方法である。またデジタル情報、コミュニケーション技術とツールに基づいた知識流通の新たな方法ともなる。

[ニュースソース]

EC survey on rewards, education and skills for Open Science now open - EUA 2017/4/20