オーストリア科学財団、オープンリサーチデータパイロット報告書を公開

2017年05月25日

ヨーロッパ

オーストリア科学財団(Austrian Science fund、FWF)は5月22日、2016年1月および5月に提案募集を行ったオープンリサーチデータ(ORD)パイロットに関する報告書(pdf:7ページ)を公開した。

FWFは2004年にオープンアクセス方針を導入した。2008年から助成金授与者に対し研究成果を可能な限りオープンアクセスとすることを要求している(FWF OAコンプライアンスモニタリング)が、論文のOAは要求事項としている一方で、研究データについては義務ではなく推奨事項として扱われている。

本パイロットの結果に基づき、FWFは助成研究データのオープン化を促進するオープンアクセス方針を採用し、さらにScience Europe研究データ作業部会の結果に基づき、全助成プロジェクトのデータ管理計画を要求する計画である。

[ニュースソース]

Austrian Science Fund (FWF) Open Research Data (ORD) Pilot Report - FWF 2017/5/22