米国立衛生研究所 (NIH)は6月171日、Big Data Knowledge(BD2K)プログラムの下で、生物医学のFAIR(Findable, Accessible, Interoperable and Re-usable)データと、関連するツールをクラウドで保存、アクセス、共有する方法をテストするデータコモンズ・パイロットフェーズを開始すると発表した。
データコモンズは、生物医学研究で発生するデータなどのデジタルオブジェクト、あるいはデータの利用に必要なソフトウェアや他のツールを共有し、アクセスを提供する方法。クラウドで直接的に行うことで、大規模なデータセットのダウンロードに伴う時間や資源を要することなく、データへのアクセスや共有が可能となる。
パイロットフェーズは2017~2020年、予算規模5,550億万ドル(61兆9,000億円相当)で実施される。
[ニュースソース]
NIH Data Commons Pilot Phase Explores Using the Cloud to Access and Share *FAIR Biomedical Big Data - NIH 2017/6/171