Scientific Dataは6月13日、人から得られた機密データセットを除き、データセットの商業的再利用についての制限を記述する投稿を考慮しないとする方針を再確認する表明を行った。
データセットの作成に商業的第三者からのデータを使用している場合には、ジャーナルに投稿する前にデータをオープンにする権利を交渉することが求められる。さらに、営利目的での利用を許可しないCC BY-NCは、出版のオプションとして一切利用できなくなる。
非商業的利用を認めるライセンスによりデータを公開する場合、事実上データの共有者に商業利用に対しての完全な制御を認めず、どこでどのように再利用できるのかが実質的にはっきりしない。
そのため、研究を法的制限から開放する普遍的パブリックドメイン宣言であるクリエイティブコモンズCC0放棄でデータを共有することを強く推奨する。Scientific Dataの統合投稿システムを使用する場合には、Data Descriptor同様に、DryadとfigshareにアップロードされるすべてのデータにCC0放棄が自動的に適用される。CC0は論文と同様に研究データの共有に適しており、多くの組織がCC0の使用を支持している。
[ニュースソース]
Open for business - Scientific Data 2017/6/13