EC、Horizon2020中間評価報告書を公表

2017年06月20日

ヨーロッパ

欧州委員会(EC)は5月29日、Horizon2020の影響と有効性を評価する中間報告書を公表した。OpenAIRE6月14日付け記事"Strengthening Science: How Effective is Horizon2020 So Far?"(試訳:科学を強化する:現時点までのHorizon2020の有効性)によると、この中間評価報告書では、オープンアクセス(OA)に関して以下の通りに記述されている。

「OpenAIREデータベースによると、Horizon2020助成による研究論文の65.2%はオープンアクセスで出版され、オープンデータパイロットの対象となるプロジェクトの65.4%はデータへのアクセス、再利用が可能である」。ただし、助成プロジェクト1万1,000件のうち、終了しているのはわずかに10%である。

Horizon2020の有効性について、報告書の主な結論の一つとして、「世界に通用するOA論文を多数生産することにより、科学基盤を強化する」と記述されている。

[ニュースソース]

Strengthening Science: How Effective is Horizon2020 So Far? - OpenAIRE 2017/6/14